アスエネ｜PHPテックリードチームによる壁打ち⽀援
アスエネは、2019年10月の創業以来「次世代によりよい世界を」をミッションに世界の気候変動問題解決に向けて取り組む、注目のスタートアップです。
現在は、CO2排出量見える化・削減・報告クラウドサービス「アスエネ」、持続的なサプライチェーン調達のESG評価サービス「アスエネESG」、カーボンクレジット・排出権取引所「Carbon EX」の3つのClimate Tech領域のサービスを展開しています。企業のサステナビリティ経営を支援し、脱炭素社会の創造に貢献しています。
それら世界基準のプロダクト開発を推進するエンジニアチームに対し、ゆめみはPHPテックリードチームによる壁打ち（コーチング＋コンサルティング）支援を実施。モヤモヤの共有や問題の深堀を通じて課題を可視化・整理し、ゆめみの視点や知見を共有しながら、質の良いブレークスルーを見出していきました。
クライアント
プロジェクト詳細
◆サービス実施までの経緯
かねてよりゆめみの営業チームが顧客との関係性や課題理解の醸成などに注力しているなか、顧客の課題とゆめみができることのマッチングの一つのかたちとして「壁打ちサービス」を検討していました。
そこで、2022年7月開催の｢IVS2022 NAHA｣にスポンサー参加したゆめみは､同イベントのメインコンテンツである日本最大級のピッチコンテスト「LAUNCHPAD」の入賞特典として「テックリードによる壁打ち支援」を提供。第3位に入賞されたアスエネ様への壁打ちサービス⽀援を行っていくことになりました。
◆壁打ち支援の流れ
週次でミーティングを開催し、2カ月間で計8回実施しました。
【第１回目】
最初からPHPにテーマが絞られていたわけではなく、VPoEとしてアスエネ開発組織を統括されている石坂様とゆめみのアカウントセールスメンバーとで議論しながら、エンジニアチームならびに開発組織の成熟や成長加速における課題を抽出。また、過去実績や国内外の企業動向、今後の展望とその潜在的な課題など、さまざまな要素を踏まえて検討していった結果、PHPテックリードチームによる壁打ち⽀援を行っていくことになりました。
【第2～8回目】
ここからは実際にPHPを書いているエンジニアメンバーが参加し、両社4、５名ずつの構成でミーティングを重ねていきました。
（議題例）
- ログの出⼒に関するベストプラクティスの議論
- 多⾔語対応に関する設計相談
- API仕様書の生成・管理に関する相談
- データベースマイグレーションの運用に関するノウハウ提供
- 自動テストの高速化について
- 脆弱性診断について
各回、事前共有されたメイン議題を主軸としながら、前々から抱えていた悩みや疑問点、ふとした雑談から発展した話題なども交えて議論。和気あいあいとした雰囲気のなか、さまざまな視点や意見を通して議題を深堀し、一緒に解決策を見出していきました。
アスエネご担当者様の声
企画当初は、どんな質問すべきか悩むことがありましたが、テックリードの方とお話してすぐに「何を聞いても大丈夫」という安心感をいただきました。抽象度が高い相談にも1つずつ丁寧にコンテキストとなる変数を抑えたうえで、即取り入れることが可能なアドバイスを多くいただき、内部品質観点でプロダクトをさらに強化することができました。
また、技術的な解決策には常々「もっといい方法はないのか」と考えますが、今回の壁打ちを通してゆめみ社の方々と同じ答えにたどり着くことが多く、チームとして自分たちの意思決定により自信をもつことができました。
ゆめみ担当者の声
当初はゆめみがスタートアップ支援やよりよいサービスをつくるために検討していた取り組みの一環として実施しましたが、アスエネ様との共創の中で経験を積ませていただいたことで、新た
なサービスとして成立させる道筋が見えました。（営業）
自身がゆめみに入社してから、ゆめみのテックリードメンバーに教えてもらったことや日常業務でインプットしたものを他者に還元できていることがうれしくて、楽しくもあった日々でした。さらに本件を通じて、ゆめみ内のテックリード同士でサポートしあったり、現場のさまざまな課題感や悩みを共有できたりしたことで、また新たなアウトプットにつなげられる。自分にとってもとても有意義な時間になりました。（PHPテックリード見習い）
アスエネエンジニアチームの皆さんは優秀な方ばかりで、たとえばアーキテクチャ関連の質問ひとつをとってもかなり高い水準の質問が飛んでくる。それらにお答えするのはもちろん、個々で調べて得られる答えとは異なる、ゆめみの壁打ちならではの〝返し〟でアスエネ様のチーム力をより高められる示唆となるよう考えました。そうした支援を通して、ゆめみも一緒に成長できたと思います。（PHPテックリード）
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