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インタビュー|柳瀬 薫(システム・エンジニア)

「人依存」のプロジェクトを改善する

柳瀬 薫(やなせ・かおる / システム・エンジニア / 2005年4月入社)

エンジニアとしてプロジェクトに関わる中で、新しい技術に精通した優秀なメンバーが、一人でほとんどのタスクをこなしてしまうプロジェクトを過去に多く見てきました。そういったケースでは、周りにいるメンバーも情報を把握しづらいので、お互いにとって不幸な状況だと感じていました。そういった「人依存」のプロジェクト体制を改善したいと思い、現在力を入れているのが、複雑な業務を汎用的なルーチンワークに落とし込む「業務定型化」の仕組みづくりです。ライブラリやツールを活用し、業務に必要な手順をルール化することで、「誰でもできる」作業工程まで圧縮することができます。そうすることで以前は主幹メンバーしかできなかった業務のハードルが下がり、周りのメンバーとタスクをシェアすることができます。この取組みは、エンジニア的な設計フェーズだけではなく、プロジェクトのどんな工程においてもメリットが大きいと考えています。

また、その取り組みによって業務にかかる時間も圧縮できるので、空いた分の時間は、新しいUIやロジックの考案など、自分が興味のあるクリエイティブなアイデア構想に使っています。思いついたアイデアはメモを取っておき、後ほど時間をとって技術的な検証をしています。実際に自分で手を動かして検証することで、手応えを得ることができて、アイデアをさらに発展させることができます。このアイデア検証の過程は、自分の技術的なベースにもなっているので、結果的に業務面にも反映されています。

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