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インタビュー|戸田 修輔(ディレクター)

「アクター」から「ディレクター」へ 舞台を変えて主役に

戸田 修輔(とだ・しゅうすけ / ディレクター / 2003年11月入社)

はじめはアルバイトで入り、2004年4月から社員になりました。元々演劇をやっていて、当時ゆめみのエンジニアとして働いていた役者仲間から、webデザイン、モバイルサイト制作が出来る人を探しているという話を聞いたのが入社のきっかけです。自分のサイトや知り合いの音楽バンド、劇団など5、6個掛け持っていたので、事前にそのサイトを送ってみたところ、現代表の片岡さんから面接で開口一番「採用!」と言われました。演劇も入社後2年間くらいは平行して続けました。
入社当初はデザインや制作の仕事があまり多くなかったので、まずは総務として、お茶汲みや電話番と、オフィスにあった多くの本を整理していました。

その後は、モバイルサイトや待受画像の制作、他のメンバーと自社サービス開発のために「準備室」を作り、企画とデザイン制作を並行するようになりました。2009年頃からは今でも取引が続いている大型コンテンツ運用案件のディレクションに従事し、3~4年経験した後、運用案件から新規案件のディレクション担当となり、現在に至ります。新規案件の産みの苦しみと運用案件の育ての苦しみは、それぞれ大変さが異なりますが、新規案件は、より多くの人と様々な経験ができるので自分には向いていると感じます。

普段からクリエイティブで重視していることは、違和感をなくすこと。デザインはもちろん、お客様との会話でも違和感を持ったまま案件を進めてしまうと大抵は良いことがないので、「ちょっと違うな」「気持ち悪いな」と思う感覚や直感を大切にしています。
一方、直感で「良い!」と思ったアイデアは最後まで大切にします。経験上、それからの成功体験が多いので、敢えて「自分の強み」を探すとなると、そこなのかもしれません。

今後伸ばしていきたい能力は2つあります。
1つは愛され力。愛されるってコミュニケーション能力の1つだと思っていて、「理由がなくても何故か愛される」ってまだAIには作れないものだと思います。
もう1つは、時代にアジャストできる知識と感覚。最先端に合わせるのかレガシーに合わせるのか、そのポイントを都度自分で定めることができないといけない。最先端とレガシーの知識や感覚の幅が広ければ、クリエイティブやアウトプットの質にも影響してくると思います。そこを伸ばすには、何事にも興味を持って楽しむことだと思っていて、幸いゆめみにはそういうメンバーが多く、感覚も鋭いメンバーばかりなので、社内だけでも吸収できる機会がたくさんあります。

現状の働き方は、子育てと両立させるために週1日は自宅から近い関連会社のオフィスでリモート作業をしています。リモート作業での不便さはないです。ゆめみでは、各自の裁量によってコワーキングスペースでの業務や在宅ワークなどが可能で、ディスプレイも支給されるし、自宅ならVDTセッティングできるし業務に支障はないと思います。会社によっては子育ての制度はあるけれど、実情は使いづらいなど聞くことがありますが、ゆめみでは、子どものことも気兼ねなく相談できるのは良い文化です。

ゆめみの良さはリバティではなく、フリーダムなところ。やりたいことは自分で行動を起こすべきだし、だからこそ各個人の責任が一番大事だと感じています。ゆめみに入ろうとしている方には、いい意味でゆめみには期待せず、「場」はあるので、そこで思う存分、暴れて欲しいなと思っています。

入社の際、片岡さんから一人一人にスローガンを話してくれる時代があったのですが、『ゆめみが舞台で自分が主役』と言われました。自分が役者だったからこそだと思いますが、今でも心に残っている言葉です。演劇からゆめみに舞台を変えたことは、ターニングポイントのひとつだと思っています。

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