株式会社ゆめみ(本社:京都府京都市、代表取締役:片岡 俊行、以下「ゆめみ」)は、2025年4月29日、Figma, Inc.(本社:米国サンフランシスコ、以下「Figma」)より、日本国内初の公式サービスパートナー(Signature Service Partner)に認定されました。本サービスパートナー認定は、日本企業としては初となります。
ゆめみは、長年にわたって培ってきたデザイン・エンジニアリング領域の知見と実績を活かし、Figmaが提供するコラボレーションインターフェースデザインツール「Figma」の活用を組織的に支援してきました。今後は、より強固な連携のもと、企業のデジタル変革とプロダクト開発をサポートしてまいります。
Figmaは「Make design accessible to everyone(すべての人にデザインを届ける)」というミッションのもと、単にツールを提供するだけではなく、顧客がツールを最大限に活用できる環境を整えることにも注力しています。その一環として、パートナー企業との連携によるサポート体制の構築は非常に重要な取り組みと位置づけられています。こうした背景から運営されているのが、世界中の有力パートナーと連携し、デザイン業務支援を提供する「サービスパートナー」プログラムです。専門知識を持つ認定パートナーが、導入から活用定着、組織開発までを包括的にサポートします。このプログラムにより、Figmaプラットフォームの導入企業は、自社に最適な支援を行えるパートナーと出会い、導入・運用・拡張のすべてのフェーズで高品質なサポートを受けることが可能になります。
※サービスパートナーについて、詳しくはこちらをご覧ください。
ゆめみは、2018年よりデザイン組織の強化を継続的に推進してきました。そして、経済産業省・特許庁が提唱する「デザイン経営」の概念に基づき、顧客企業へもUX/UI構築支援にとどまらない伴走型のサービス提供を行ってきました。そのなかで、Figmaの掲げるミッションに共感し、ゆめみが提唱する「デザイン・イネーブルメント(※)」の考え方と高い親和性を感じたことから、両社の協業がスタートしました。以降、「Figma」プラットフォームを活用したデザインシステム構築や、チーム全体のワークフロー整備を進めてきました。
※「デザイン・イネーブルメント」:従来、デザイナーが専門的に担っていた「スモールデザイン」の領域から、非デザイナー人材が担う「ビッグデザイン」の領域にデザインを浸透させる方法論。マーケティングやテクノロジーなどの専門的な知見を有している非デザイナー人材が、デザインを活用できるようになることがデザイン・イネーブルメントの目標。
近年、「Figma」は単なるデザインツールを超え、アイデアの創出からプロダクト完成まで、プロダクト開発全体を支えるコラボレーションプラットフォームへと進化しています。実際にゆめみでは、「DevMode」などの機能を活用することで、デザイナーとエンジニア間のスムーズなハンドオフを実現し、より高速かつ品質の高い開発体制を構築しています。ゆめみにはすでに、多くの大手企業と「Figma」を活用したデザインシステムの構築や、組織開発の支援実績があります。
東日本電信電話株式会社(NTT東日本)
デジタルデザイン部 システム開発推進部門 DX技術担当 担当課長 和田 正太郎 様のコメント
我々NTT東日本のデザインチームは、ゆめみ社との協力を通じて、デザインのケイパビリティを大幅に向上させることができました。
特にFigmaを活用したデザインの基礎から応用までの幅広い知識を習得し、迅速かつ効率的なデザイン作業を実現しています。
ゆめみ社は常にFigmaの最新情報をキャッチアップし、成長し続ける企業です。デザインに真剣に取り組む企業にとって強力なパートナーとなるでしょう。
※NTT東日本様との取り組みについて、詳細はこちら
※その他の、ゆめみの取り組みや導入事例については、こちら
このように、デザインと開発が密接に連携する「デザインエンジニアリング」の推進は、ゆめみ全体としての重点施策であり、本パートナーシップはその中核を担う取り組みです。今回のサービスパートナー認定を契機に、ゆめみは「Figma」のエキスパートとして、顧客企業のデザインプロセス最適化、効率化、そして革新的なデジタル体験の創造を支援してまいります。
Figma Japan株式会社 カントリー・マネージャー 川延 浩彰氏 コメント
私たちは、デザイナーや開発者がアイデアをいち早くプロダクトとして形にできるよう支援することに情熱を注いでいます。ゆめみが掲げる「デザイン・イネーブルメント」の実現や、日本企業のデジタル変革を推進するというビジョンは、当社のサービスパートナープログラムにおけるパートナーとして理想的な存在です。
株式会社ゆめみ 代表取締役 片岡 俊行 コメント
Figmaとの今回のパートナーシップを大変嬉しく思っております。日本市場においては、デジタルプロダクト開発の内製化率は約3割にとどまると言われており、多くの企業が依然として外部パートナーへの依存を余儀なくされています。これは、グローバル市場との大きな違いのひとつです。ゆめみはこれまで、国内企業の内製化支援に注力し、自走できる開発体制の構築をサポートしてきました。その中でも、「企業内のデザイン人材育成」や「デザイナーとエンジニアの円滑なコラボレーション」は、特に大きな課題となっています。今回のFigmaとの協業を通じて、こうした課題の解決に取り組み、デザイナー・エンジニア・他の職種がシームレスにサービス開発に向き合う「デザインエンジニアリング」を顧客とともに実現し、日本企業の創造性を高め、コア事業の内製化をさらに推進してまいります。
【Figmaについて】
Figmaは、デジタルプロダクトを共に創る人々のためのデザイン&開発プラットフォームです。Web上で生まれたFigmaは、チームのアイデアを形にすることをサポートします。アイデア出しからデザイン、開発、リリースまで、すべての工程を協働的かつ効率的に、そして楽しく進めながら、参加者全員が常に同じページにいられるように設計されています。
【ゆめみについて】
2000年の創業以来、これまで600社以上の企業と共に全世界6,000万MAUに達するWebアプリケーションやスマートフォンサービスを企画開発してきたDX・内製化支援におけるリーディングカンパニーです。サービス企画からデザイン・開発・運用と全てをマルチスティック(幅広い顧客部門に伴走可能)に動き、日本のデジタル部として顧客組織のアジリティを向上させることをミッションにゆめみ自身も日々成長しています。私達の最終的なミッションとしては法人企業の内製化を実現してコア業務におけるアウトソーシングの時代を終わらせることを目指しています。
【会社概要】
会社名:株式会社ゆめみ
資本金:1億円
設立: 2000年1月
代表者: 代表取締役 片岡俊行
東京本社:東京都世田谷区三軒茶屋2-11-23 サンタワーズB棟8階
京都本社:京都府京都市下京区烏丸通四条下ル水銀屋町620番地 COCON烏丸4階
従業員数:409名(2025年5月時点)
主な事業内容:
インターネットサービスを主とした開発・制作・コンサルティングの内製化支援
デザイン・イネーブルメント、デザインシステム構築
モバイルアプリ開発(iOS、Android、Flutter など)
デジタルメディアコンテンツ運用
URL:https://www.yumemi.co.jp/